暖かくなってお墓参りに行ったら、目地の隙間から草や木が伸びていた——。春になると、こんな光景に驚かれる方が多いのではないでしょうか。
冬の間は目立たなかった雑草が一気に成長するのが、ちょうどこの時期です。さらに桜や周囲の木々から花びらや葉っぱが墓石に貼りつき、放っておくとシミになってしまうことも。
今回は、春に起きやすいお墓のトラブルと、自分でできる対策・プロに相談したほうがよいケースをまとめました。
春はお墓のトラブルが増える季節
目地や隙間から伸びてくる雑草
お墓の石と石のつなぎ目(目地)や、外柵と地面の隙間は、雑草にとって絶好の生育場所です。わずかな土と水分があれば根を張り、春の暖かさで一気に伸びてきます。
やっかいなのは、クローバーのような小さな草だけではありません。写真のように、ナンテンなどの木が隙間から生えてくることもあります。こうなると根が太く張っているため、力まかせに引っ張ると目地を傷めてしまうことがあります。
花びら・葉っぱが墓石に貼りつくシミ汚れ
桜やツバキなどの花びら、周囲の落ち葉が水分で墓石に貼りつくと、植物の色素がしみ込んで茶色や黒っぽいシミになることがあります。
特に雨上がりの後に貼りついたまま乾いてしまうと、こすっただけでは取れにくくなります。
自分でできるお墓の雑草対策
草を抜くときに気をつけたいこと
小さな草であれば、根元からていねいに手で抜くのが基本です。ただし、気をつけていただきたいポイントがあります。
- 目地に入り込んだ根を無理に引っ張らない。根が目地のすき間に食い込んでいる場合、力を入れると目地材がはがれたり、石がずれる原因になります。太い根は根元で切るだけにして、あとはプロに任せるほうが安心です
- 道具はやわらかいもので。金属製のヘラやドライバーで目地をこじるのは避けてください。石に傷がつきます。割り箸やプラスチック製のヘラが安全です
除草剤は使っていい?お墓での注意点
ホームセンターで売っている除草剤は、お墓に使えるものもあります。ただし注意が必要です。
- 液体タイプ(茎葉処理型):今生えている草を枯らす。墓石にかからないように注意すれば使用可能
- 粒タイプ(土壌処理型):土にまいて発芽を抑える。隣のお墓や植栽に影響する場合があるので、霊園や墓地の管理者に確認してから使ってください
除草剤が墓石にかかると変色の原因になります。噴霧器よりも、じょうろで根元にゆっくり注ぐほうが安全です。
砂利・防草シートで生えにくくする方法
根本的に草を減らしたいなら、お墓の周囲に防草シートを敷いて砂利を乗せる方法があります。
ただし、お墓の区画によっては施工が難しかったり、管理者の許可が必要な場合もあります。自分で敷くこともできますが、石の周囲を掘る作業が入るため、不安であれば石材店に相談するのが確実です。
花びら・葉っぱのシミ汚れはどう落とす?
貼りついたばかりなら、水を含ませたやわらかいスポンジでやさしく拭き取るだけで落ちます。
時間が経って色素がしみ込んでしまった場合は、水拭きだけでは難しくなります。市販の墓石用クリーナーを使う方法もありますが、石の種類によっては合わないものもあるため、目立たない場所で試してから使ってください。
やってはいけないこと:
- 硬いブラシやたわしでゴシゴシこする → 磨き仕上げの御影石は光沢が失われます
- 家庭用のカビ取り剤や漂白剤を使う → 石を変色させる恐れがあります
「何度こすっても取れない」「全体的にくすんできた」という場合は、無理をせずプロのクリーニングを検討してください。石材店の業務用高圧洗浄機と専用薬剤であれば、石を傷めずに汚れを落とせます。
「もう手に負えない」と思ったらプロに相談
石材店に頼むとどこまでやってもらえる?
城戸石材加工所では、お墓の掃除からクリーニング、目地の補修までまとめて対応しています。清掃業者ではなく石材職人が直接施工するので、洗浄しながら「この目地は補修が必要」「この傾きは早めに直したほうがいい」といった判断も同時にできます。
作業後はビフォーアフターの写真をお送りしますので、遠方にお住まいの方にも安心です。
費用の目安
| 内容 | 費用(税込) |
|---|---|
| お墓掃除(拭き掃除+草取り) | 10,000円 |
| 高圧洗浄 | 20,000〜40,000円 |
| 目地補修(石碑のみ) | 40,000〜80,000円 |
「まずは状態だけ見てほしい」という方は、LINEでお墓の写真を送っていただくだけで無料の状態診断ができます。
また、年に1〜3回の定期お掃除プラン(年9,000円〜)もあります。お盆前や年末に合わせてお掃除するので、「忙しくてなかなかお墓に行けない」「遠方で頻繁には通えない」という方に好評です。
まとめ|春のうちに手を打てば、夏が楽になります
春に生え始めた草を放っておくと、梅雨の雨と夏の日差しで一気に伸びて、手がつけられなくなります。今のうちに抜けるものは抜いて、根本的な対策を取っておくと、お盆前のお墓参りがぐっと楽になります。
「自分でやるのは大変」「一度プロにきれいにしてほしい」という方は、お気軽にご相談ください。
